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書をもって、街に出る

といいつつ、なかなか出ない

それでも生きるのが人間 井上靖『おろしや国酔夢譚』

<だれでも一度は思う、「ロシア広すぎワロタw」> 子供のころ、世界地図を眺めていて、ロシアという国の異質さに度肝を抜かれたことがある。 ユーラシア大陸の北側をのっぺりと埋め尽くすように広がる国土。 住める場所も限られているような厳寒の地に根を…

「プロ」の読書量について 宮本輝『魂がふるえるとき』

すっかり秋めいてきた。 肌を通り抜ける風も冷たく感じる。 風に吹かれて道を歩く、秋の夕暮れ。 風に吹かれて… Blowin' the Wind... ボブ・ディラン... そう、ボブ・ディランだ! ノーベル文学賞、なんとボブ・ディランがとるとは! こいつはなんというか、…

9月の文芸目録(2)~映画・ドラマ・アニメ編~

9月の文芸目録、映像作品編です。 今月は、dTVの無料お試し期間を使っていろいろとアニメやらドラマやらを貪ってました。 さすがに映画ともなると2時間以上拘束されるので、そう何作も見れませんでしたが。 「他人の趣味の足跡をじっくり眺めてる暇なんてな…

9月の文芸目録(1)~読書編~

あー、9月が終わってしまう・・・。 8月中旬までは、いろいろとてんやわんやの毎日だったが 9月に入ってからは光陰矢の如く日々が過ぎて言った印象。 しかし、夏が最後の余力を振り絞ってますな。 なんというか、蝉が引き際を見失っているじゃないか。 台…

ミニマリストは捨てた本の夢を見るか? 佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

ダメだ。 モノが多すぎる。 供給過多のこの時代、自身の器以上の物品を所持していても 文字通り手に余る だけである。 よし、かくなる上は断捨離だ。 空間デトックスだ。 手始めに、今までどっかと腰を据えていた、やけに嵩張るこの書籍たちから 処分じゃい…

愛すべき自意識過剰 メアリー・マッカーシー『アメリカの鳥』

あー、やっと読み終わった。 メアリー・マッカーシーの『アメリカの鳥』。 アメリカの鳥 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2) 作者: メアリー・マッカーシー,中野恵津子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2009/08/11 メディア: 単行本 クリック: 5回 こ…

「ド田舎」の可能性についてどう思いますか?

いつの間に 蝉から鈴虫に 変わったの (字余り乙) ・・・季語って二つ入れていいんだっけ? ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 先日友人に勧められたので、Kindle …

哲学擁護論

台風が近づいている。 中学生くらいのころまでは、台風が来ると 「今日学校休みになんねーかな?」 とドキドキしたもんだ。 それが今となっては、台風が来て第一に考えるのは 「うわー、今日バイトどうすんのこれ・・・」 であり、各種交通機関の情報を収集…

「理由」を考えることについて 稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』

自分は今、大学で哲学という学問を専攻している。 哲学を専攻していると、初対面の人に必ずと言っていいほど聞かれる質問がある。 「どうして哲学やろうと思ったんですか?」 数ある学問のうちから、どうしてまあそんなわけのわからない小難しいものを選んだ…

「野宿すればいいや」という無敵スタンス かとうちあき『野宿入門』

先日、高田馬場駅で友人と待ち合わせる機会があった。 前の時間が結構空いていたので、近くの図書館で暇を潰すことにした。 高田馬場に近い図書館と言えば、新宿区立中央図書館である。 入り口の守衛さんの礼儀正しい挨拶が清々しい。うむ、いい図書館だ。(…

セキュリティ・ブランケットとしての本

スヌーピーでおなじみのマンガ『ピーナッツ』に登場する ライナスという男の子は、いつも肌身離さず毛布を抱えている。 彼は、母親のぬくもりに包まれていた赤ん坊のころの、そのぬくもりの 残滓を、毛布という形で身に着けることで心のよりどころを得ている…

青春を読む 宮本輝『星々の悲しみ』

「青春」を定義することはとても難しいと思う。 中学~大学生くらいまでの経験を仮に「青春」と呼ぶとしたら、 自分の青春は、理由のないけだるさと眠気をベースに時折激しい 動悸と頭痛に見舞われる、一種の「病状」のようなものだった。 (ていうかよく考…

読書の秋だから、(勝手に)読書ブログを始めてみた

どーも、始めまして。まっつぁんと申します。 最近は蝉の声が少なくなり、雲がだんだんと高くなって、 「秋の訪れを感じるなー」とか思っていた矢先、 アグレッシブな台風が何度も本土を攻めてきたりして 少々びっくりしています。 そんな中、なぜか 「そう…