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書をもって、街に出る

といいつつ、なかなか出ない

ミニマリストは捨てた本の夢を見るか? 佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』

ダメだ。 モノが多すぎる。 供給過多のこの時代、自身の器以上の物品を所持していても 文字通り手に余る だけである。 よし、かくなる上は断捨離だ。 空間デトックスだ。 手始めに、今までどっかと腰を据えていた、やけに嵩張るこの書籍たちから 処分じゃい…

愛すべき自意識過剰 メアリー・マッカーシー『アメリカの鳥』

あー、やっと読み終わった。 メアリー・マッカーシーの『アメリカの鳥』。 アメリカの鳥 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2) 作者: メアリー・マッカーシー,中野恵津子 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2009/08/11 メディア: 単行本 クリック: 5回 こ…

「理由」を考えることについて 稲泉連『僕らが働く理由、働かない理由、働けない理由』

自分は今、大学で哲学という学問を専攻している。 哲学を専攻していると、初対面の人に必ずと言っていいほど聞かれる質問がある。 「どうして哲学やろうと思ったんですか?」 数ある学問のうちから、どうしてまあそんなわけのわからない小難しいものを選んだ…

「野宿すればいいや」という無敵スタンス かとうちあき『野宿入門』

先日、高田馬場駅で友人と待ち合わせる機会があった。 前の時間が結構空いていたので、近くの図書館で暇を潰すことにした。 高田馬場に近い図書館と言えば、新宿区立中央図書館である。 入り口の守衛さんの礼儀正しい挨拶が清々しい。うむ、いい図書館だ。(…

青春を読む 宮本輝『星々の悲しみ』

「青春」を定義することはとても難しいと思う。 中学~大学生くらいまでの経験を仮に「青春」と呼ぶとしたら、 自分の青春は、理由のないけだるさと眠気をベースに時折激しい 動悸と頭痛に見舞われる、一種の「病状」のようなものだった。 (ていうかよく考…