「ド田舎」の可能性についてどう思いますか?
いつの間に
蝉から鈴虫に
変わったの
(字余り乙)
・・・季語って二つ入れていいんだっけ?
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先日友人に勧められたので、Kindle Unlimitedを
試してみた。
ところで、
「読み放題」は、「~放題」というカテゴリーの中でも
群を抜いてコストパフォーマンスに優れている。
「食べ放題」「飲み放題」「詰め込み放題」などは、
一見非常にお得そうに思えるが、実際は物理的限界にすぐぶち当たる。
しかも後で必ずと言っていいほど後悔する。(主にトイレの中で)
だが、読み放題はどうだろう。
まず、胃袋インの「食べ放題」「飲み放題」などと比べて
圧倒的に物理的許容量が大きい。
眠気と空腹にさえ勝つことができれば、いくらでも読み耽ることができる。
なおかつ、後悔することが非常に少ない。
圧倒的クソ駄作にでも出会わなければ、時間の無駄だったと思うことは
皆無に等しい。(駄作は駄作で好きだし)
「じゃあ、映画とかアニメの見放題はどうなのさ」
というご質問をされるかもしれない。(しないか)
だが、映画やアニメはあらかじめ時間の尺が決められてしまっていて、
25分なり120分なりはお行儀よくパソコンの前に座っていなければならない。
その点、本やマンガならば自分のペースで読むことができる。
とまあ、読み放題はかくも素晴らしいものだったということに
気づいた今日この頃でした。
(あくまで個人の感想です)
・・・本題。
例の読み放題の中に面白そうなマンガがあったので読んでみた。
舞台は、伊豆の山奥のさびれた温泉宿。
高齢化率は50%以上。
いわゆる限界集落というやつです。
登場人物は、
仕事に疲れ切った元バリバリのゲーム業界人。
死に場所を求めてやってきたネットアイドル。
それを追っかけてやってきたオタクたち。
そして温泉宿の主人と息子。
・・・面白くないわけがないじゃないですか。
物語の主題は、借金抱えて潰れる寸前の宿を、みんなの力で
どう再生させていくか、というもの。
時が止まってしまった限界集落を、都会では落ちこぼれとしか
いえない若者たちがアイデアと熱意で激変させていくその過程が
面白いのはもちろん、サブカルに染まり切った登場人物たちの
コミュニケーションや価値観の衝突の描写がとても秀逸。
なんか読んでてワクワクした。
世の中捨てたもんじゃないぜ、って。
都会だって田舎だってまだまだやれるぜ、って。
しかし、
今までの読書スタイルだったらたぶん出会ってなかったなあ、この本。
まったく、Kindle様様だよね。