ミニマリストは捨てた本の夢を見るか? 佐々木典士『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』
ダメだ。
モノが多すぎる。
供給過多のこの時代、自身の器以上の物品を所持していても
文字通り手に余る だけである。
よし、かくなる上は断捨離だ。
空間デトックスだ。
手始めに、今までどっかと腰を据えていた、やけに嵩張るこの書籍たちから
処分じゃい!
と意気込んで、ミニマリストになる決意をしたのが約半年前。
きっかけはこの本である。
ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -
- 作者: 佐々木典士
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2015/06/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そして、本棚の中でほこりをかぶって少々やさぐれ気味だった 本たちを泣く泣く処分して、次いでに本棚も一つ亡き者にした。
その後も少しずつ物を減らし続けていった。
結果はどうであったか。
個人的な意見から言えば、得したことのほうが多い。
部屋がすっきりして見栄えが良くなった。
掃除しやすくなった。
「片づけられない自分」に自己嫌悪することが少なくなった。
などなど。
ただ、その一方で「やっぱり人はそう簡単には物欲を手放せない」
ということも痛感した。
個人的には、こう殺風景な空間の中心にちっちゃい机がぽつんとあるだけ、
みたいな禅的な空間にすることを夢見ていたのだが、なんか程遠い。
いつのまにか今までなかったはずのものが鎮座ましましているし、
なんか結局本棚は元の数になってるし(やっぱり本だけは許してください)。
究極のミニマリストに俺はなる!みたいなことを思ってた頃が懐かしいですわ、
ほんとに。
あー、今日も新しい本を買ってしまった。